はじめに
玄関の広さは十分に取ったはずなのに、なぜか思ったより狭く感じる。
これは1軒目の家で実際に感じた違和感でした。
そこで2軒目の家では、単純な面積ではなく『どう見えるか(視線)』と『どう動くか(動線)』に注目して間取りを見直しました。
結論から言うと、玄関の開放感は次の3つで大きく変わります。
・横幅
・視線の抜け
・動線設計
この記事では、実際に取り入れた工夫と、やってよかった点・気をつけたい点をまとめます。
① 玄関の開放感は「横幅」と「視線の抜け」で決まる

玄関は、実際の広さよりも、『見え方』で大きく変わることが分かりました。
我が家で意識したのはこの2つです。
- 玄関ホールの横幅をしっかり確保する
- 視線が奥まで抜けるレイアウトにする
特に横幅は重要で、正面に壁があるよりも、左右に広がりがある方が圧倒的に広く感じます。
また、窓で抜け感を作る方法もありますが、
- 掃除の手間
- 外構や景観の管理
を考え、我が家では間取りそのもので視線を抜く設計にしました。
結果として、実際の面積以上に広く感じる玄関になっています。
② 視線が抜ける玄関の間取り設計

玄関ドアを開けたときに「奥まで見えすぎないけれど、詰まってもいない」状態を意識しました。
- 正面に壁を作りすぎない
- 斜め方向に視線が抜ける構成にする
- 空間の“余白”を残す
このバランスを取ることで、圧迫感のない玄関になったと思います。
③ リビングドアをあえてなくした理由
旧宅では冬でもリビングドアを開けっぱなしにして過ごしていたため、新居では床暖房を採用し、リビングドアを設けない設計にしました。
ただし、デメリットとして「来客時に生活空間が見える不安」があります。
そのため、間取りで工夫したのが以下です。
- 玄関ホールから生活空間が直接見えない配置
- 視線が自然にコントロールされる動線設計
ドアの有無だけではなく、「見え方」を設計で調整することが重要でした。
④ 玄関収納の工夫(トール収納+ロー収納)
玄関右側には120cm幅のトール収納を設置し、隣にステンレスパイプを配置しました。
- 濡れたアウターを一時的に掛けられる
- 出し入れ動線が分散されて混雑しない
- 靴や荷物の動線がスムーズになる
さらに、床から少し浮かせた設計にすることで掃除がしやすくなり、生活感も軽減されています。
収納上部は使いにくいかと思いましたが、実際には「季節外の靴置き場」として活用できています。
左側の玄関ドアから死角になる位置にはロータイプの収納を配置しました。

⑤ 玄関の快適性を上げる細かい工夫
鏡の設置

玄関には大きめの鏡を2面設置しました。
- 出かける前のチェックがしやすい
- 空間が広く見える効果がある
- 手垢掃除がしやすい
追加費用はかかりましたが、満足度は高い部分です。
窓の設計
玄関は「手動で換気できる」ことも大切なので、窓は開閉可能なタイプにし、天井付けにすることで断熱性と開放感を考えました。
エコカラット
玄関の壁にはホワイト系のエコカラットを採用しました。
DIYも検討しましたが、仕上がりを重視して施工はプロに依頼しました。
玄関は家の第一印象になるため、ここはコストをかけてよかったポイントです。
また、階段側が見えない設計になっているため、奥行きのある空間に感じられるのも気に入っています。
まとめ|玄関の“広さ”は、工夫で変えられる
玄関づくりで実感したのは、必ずしも広いスぺースを確保できなくても、工夫次第で『開放感のある玄関』は作れるということでした。
実際には、土地の広さや予算の制約で、理想通りの間取りに出来ないことの方が、多いと思います。
そんな時は、横幅の取り方や視線の抜け方、収納や配置など、『見え方の工夫』を選択肢に入れてみても良いと思います。
玄関は広さそのものではなく、どう見せるか・どう感じさせるかで、快適さが変わる場所だと感じています。
ただ一方で、これはあくまで「設計としての我が家の玄関の完成形」です。
実際の暮らしの中では、また別の課題も出てくるものです。
特に、子どもたちが帰宅したときの動線や玄関の使い方は、想定していた『整った状態』とは違う現実があります(笑)
その課題を踏まえて、実際の暮らしに合わせて考えた収納の工夫についても、次の記事でまとめています。

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