脱衣室収納は量より役割だった|1軒目の「ちょい置き」をなくした工夫

動線設計

はじめに|収納はあるのに片付かなかった

1軒目の脱衣室にも収納はありました。

タオルや洗剤、日用品などを収納かごへ分けて入れ、「収納量は足りている」と思っていたんです。

でも実際に暮らしてみると、眼鏡やヘアゴム、ポケットの中身など、定位置がない物が少しずつ増えていきました。

収納はあるのに、なぜか片付かない。

原因は収納量ではなく、「定位置がない物」があったことでした。

2軒目では、この経験をもとに、収納量を増やすだけではなく、それぞれの収納に「何を置く場所なのか」という役割を決めて計画しました。


1軒目で感じた「ちょい置きストレス」

1軒目では、棚が4段あるオープン収納を使っていました。

収納かごを並べて整理していましたが、定位置がない物は、かごとかごの間へ「一時的に置く」ことが増えていきました。

例えば、

  • 眼鏡
  • ヘアゴム
  • ポケットに入っていたレシートや小銭
  • 一度着た服
  • 化粧水や保湿剤

「あとで片付けよう。」

その”あとで”が積み重なると、片付いているようで片付いていない空間になっていました。

そこで2軒目では、「しまう場所」だけではなく、「一時的に置く場所」まで考えて収納を計画しました。

▼その改善の一つが、浴室ドア横へ移設したトールキャビネットです。
化粧水や保湿剤など、毎日使うケア用品の定位置を作ったことで、「とりあえず置く」が減り、脱衣室全体も散らかりにくくなりました。▶ トールキャビネットの中身の詳細はこちら


脱衣室クローゼットの中身

枕棚上段|使用頻度の低いもの

クローゼット上部には枕棚を2段設置しています。

造作棚よりコストを抑えながら、重い洗剤なども安心して置けるため、この形を選びました。

この棚の役割は、「たまに使う物」をまとめることです。

使用頻度が低い物を上段へ集めることで、毎日使う場所を圧迫しないようにしています。

  • 季節外のパジャマ
  • お客様用タオル
  • 雑巾
  • 除菌グッズや除湿剤のストック

枕棚下段|日用品ストック

この棚の役割は、日用品ストックを管理することです。

詰め替えや交換を私以外でもしやすいように、手が届きやすい高さへ棚を設けてもらいました。

洗剤や日用品のストックをまとめて収納しているので、家族でも迷わず補充できます。

  • ボックスティッシュ
  • クイックルワイパー用品
  • コロコロの替え
  • 洗濯洗剤・柔軟剤・漂白剤
  • シャンプー・ボディソープ
  • 化粧水・乳液

また、扉付き収納にしたことで生活感を隠せるだけでなく、地震の時に物が飛び出しにくい安心感もありました。

▼10年以上使っている収納かごはこちら


ポール収納|役割を分ける

クローゼットのポールは、中央にチェストを配置し、左右で着るものを分けました。

【右側】
・大人のルームウェアやパジャマ

【左側】
・パーカーやデニムなど、毎回洗濯をしない服
・もう一度着てから洗濯したい服

【左壁】
・箒
・クイックルワイパー
・コロコロ

1軒目で困っていた「一度着た服」の定位置を作ったことで、洗濯機の上や棚に一時置きされることがなくなりました。

掃除道具もまとめて収納しているため、使いたい時にすぐ取り出し、そのまま戻せます。


中央チェスト|「ちょい置き」の定位置

チェストの中には、下着や靴下、子どものパジャマを収納しています。

一方で、チェストの上は何も置かない場所ではありません。

この場所の役割は、「あとで片付けるもの」の一時置きです。

・眼鏡
・ヘアゴム
・ポケットの中身

「あとで片付けよう」と思う物を一時的に置ける場所を作ったことで、収納かごのすき間へ物を置くことがなくなりました。

一時置きも収納の一部として考えるようになってから、脱衣室は散らかりにくくなったと感じています。


この収納にして良かったこと

収納量が増えたことよりも、物の役割がはっきりしたことが一番の変化でした。

  • 在庫管理がしやすい
  • 家族も迷わず片付けられる
  • 「一度着た服」の置き場に困らない
  • 「ちょい置き」が減る
  • 生活感を隠しやすい

収納場所を増やしたというより、「戻す場所」と「一時置きする場所」を決めたことで、自然と片付く仕組みになりました。


まとめ|収納量より、役割を決めることが大切だった

2軒目では、収納を増やすことよりも、「何をどこで使い、どこへ戻すのか」を考えて収納を計画しました。

その結果、「とりあえずここに置こう」が減り、脱衣室も散らかりにくくなりました。

収納は、しまう場所だけではなく、「一時的に置く場所」まで考えることで、毎日の使いやすさが大きく変わると感じています。

家づくりでは、収納量に目が向きがちです。

「どんな物が、なぜちょい置きされるのか」を考えてみると、自分たちに合った収納の作り方が見えてくるかもしれません。

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