はじめに|子どもが準備できないのは収納の場所かもしれなかった
朝になると、
「ハンカチどこ?」
「マスクある?」
「時間割見た?」
「タブレット充電した?」
そんな声が毎日のように聞こえていました。
子どもが準備しているようで、実際には私が探し、確認し、足りない物を渡していました。
特にわが家には知的障害のある子どももいるため、何度教えても定着しないことも多く、「私がやった方が早い」と感じる場面も少なくありませんでした。
そこで2軒目では、収納を増やすのではなく、家族が自分で動ける仕組みをつくることを優先しました。
その中心になっているのが、玄関横の「朝準備クローゼット」です。
① 朝使う物を一か所にまとめた

1軒目では、
・ハンカチは洗面所
・靴下はファミリークローゼット
・プリントはリビング
・ランドセルは玄関
というように、朝使う物が家のあちこちにありました。
大人なら問題ありません。
でも子どもにとっては、必要な物を家中から探し集めるだけでも大変です。
そこで2軒目では、
・ハンカチ
・ティッシュ
・靴下
・給食用品
・タオル
・学校用品
など、朝使う物を玄関横のクローゼットへまとめました。
目的は収納量を増やすことではありません。
朝の準備で家中を歩き回らなくていい環境をつくることでした。
② 「どこにある?」が減る見える収納

以前は収納を細かく分けるほど使いやすいと思っていました。
でも実際は、その方が子どもには分かりにくかったのです。
どこに何があるかを覚えるだけでも負担になります。
そこで朝準備クローゼットでは、「見れば分かる」ことを優先しました。
中身が見える収納にしたことで、
「どこにある?」
と聞かれる回数が少しずつ減り、自分で探して準備する場面が増えていきました。
③ プリント管理も「親だけの仕事」にしない
以前は学校のプリントを私だけが把握していました。
提出物や持ち物も、私が確認しなければ進みません。
そこで朝準備クローゼットの近くに、学校のお知らせや時間割を貼る場所をつくりました。
全部を子どもに任せられるわけではありません。
それでも、「見れば分かる」状態にしたことで、親だけが覚えておく仕事は少しずつ減っていきました。
④ 充電場所を決めたら確認が減った
タブレットや防犯ブザーの充電忘れもよくありました。
原因は、充電する場所が決まっていなかったことです。
今は朝準備クローゼットの中で充電するようにしています。
帰宅したら充電する。
朝はそこから持っていく。
場所を決めただけですが、
「充電した?」
と確認する回数は以前より減りました。
忘れない子を育てるより、忘れにくい仕組みをつくる方が、わが家には合っていました。
まとめ|子どもが変わったのではなく、準備の仕組みが変わった
朝準備クローゼットを作って、一番変わったのは、子どもではなく準備の流れでした。
朝使う物を一か所にまとめ、見れば分かるようにしたことで、
「どこ?」
「これで合ってる?」
「充電した?」
と確認する場面は少しずつ減っていきました。
収納を増やしたからではありません。
子どもが自分で使う物を、自分で見つけやすい場所へまとめたことが、毎朝の準備をラクにしてくれました。
収納は、ただ物をしまう場所ではなく、家族が自分で動ける仕組みの一つなのだと感じています。
⭕あわせて読みたい
▶子どもが自分で準備できる収納|朝準備クローゼットで工夫した5つのこと
▶ 家族の管理係をやめたかった|2軒目で見直した収納と動線
▶ 『次に何をする?』が減った帰宅動線|家族が自分で動ける仕組み
▶ ファミリークローゼットは“服の動線”で決まる|玄関横にして良かった理由


コメント