シューズクロークより先に考えたい|玄関を“生活のハブ”にした間取り

動線設計

はじめに|シューズクロークより先に考えたいこと

ランドセルや習い事バッグ、プリント、上着など、子どものいる家庭では玄関まわりに集まる物の量は想像以上です。

そのため、注文住宅では「シューズクロークを作りたい」と考える方も多いと思います。

我が家も、家づくりの中でシューズクロークを作るかどうかかなり悩みました。

でも、実際に暮らしてみて感じたのは、

「シューズクロークがあるかどうか」よりも、「玄関まわりでどこまで生活を完結できるか」の方が大切だったということです。

2軒目では、大きなシューズクロークを作るのではなく、玄関そのものを家族が動きやすい場所にしたいと考えました。

今回は、我が家が玄関を「生活のハブ」と考えるようになった理由をご紹介します。

① 玄関を「生活のハブ」にするという考え方

1軒目では、玄関は「靴を履く場所」という感覚でした。

でも暮らしてみると、家族は帰宅後も、朝の準備でも、何度も玄関を行き来していました。

だったら、一か所に集める収納より、

「使う場所の近くに戻す場所を作る」方が暮らしやすいのではないか。

そう考えるようになりました。

理想は、

  • 帰宅したら玄関で片付けが完結する
  • 朝の準備も玄関まわりで完結する
  • リビングに物を持ち込みにくい

という流れです。

その考えをもとに、玄関周辺へ役割ごとの収納を配置しました。

② ランドセル問題を”死角スペース”で解決

1軒目では、

帰宅

リビングで中身を出す

ランドセルを玄関へ戻す

2階へ行く

という流れでした。

その結果、勉強道具や学校用品がリビングに残りやすくなっていました。

そこで2軒目では、玄関収納の上にある死角スペースをランドセル置き場にしました。

すると、

  • 帰宅したらすぐ置ける
  • 定位置が決まる
  • 玄関(来客)からは見えにくい

という状態になりました。

生活感を抑えながら、家族も迷わず片付けられるようになっています。

③ 朝の準備は玄関横クローゼットで完結

朝の支度をラクにするため、学校用品は玄関横にまとめました。

我が家では、この収納を「朝準備クローゼット」と呼んでいます。

ハンカチやティッシュ、給食エプロン、勉強道具、習い事用品などをまとめて収納。

さらにコンセントを設けたことで、タブレットや防犯ブザーも同じ場所で充電しています。

収納を増やしたというより、

探さなくても準備できる仕組み

を作った感覚です。

子どもが自分で準備できる収納|玄関横クローゼットの詳細はこちら

④ ファミリークローゼットを隣に配置した

朝準備クローゼットの隣には、ファミリークローゼットがあります。

そのため、

学校用品を準備する

服を選ぶ

アウターを取る

玄関へ向かう

という流れが自然につながりました。

以前は家の中を何度も行き来していましたが、今は準備動線がまとまりました。

ファミリークローゼットは“服の動線”で決まる|玄関横にして良かった理由

まとめ|シューズクロークより大切だったのは玄関全体の動線

シューズクロークは便利な収納です。

でも、実際に暮らしてみて感じたのは、暮らしやすさを決めるのは収納の大きさだけではありませんでした。

大切だったのは、

「何を収納するか」ではなく、「家族がどこで準備して、どこへ戻すのか」という流れを考えること。

その視点で間取りを考えたことで、玄関は収納スペースではなく、家族が自然に動ける場所へ変わりました。

シューズクロークを検討するときは、「何を収納するか」だけでなく、「どう動くか」という視点でも考えてみると、暮らしやすい家づくりにつながるかもしれません。

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