はじめに|「必要だと思っていたドア」を見直した理由
家づくりでは、「あった方が便利」「必要なもの」と考えて採用するものがたくさんあります。
わが家にとって、1軒目のリビングドアもその一つでした。
玄関とリビングを区切るため。
暖房や冷房の効率を上げるため。
生活空間を分けるため。
リビングにはドアがセットだと思っていました。
実際、ドアがあることで助かる場面もありました。
でも、7年間暮らして気づいたことがあります。
リビングドアは、思っている以上に開け閉めするものでした。
さっき閉めたはずなのに、もう開いている。
「閉めて」が口ぐせになり、気づけば、開けっぱなしで過ごすことの方が多くなっていました。
また、来客時には、玄関から室内の様子が見えていないか気になることもありました。
リビングが片付いていない時ほど、ドアの向こうが気になる。
そんな小さなストレスも積み重なっていました。
問題だったのは、リビングドアが悪かったことではありません。
わが家の暮らし方と、間取りが少し合っていなかったことでした。
そこで2軒目では、「付ける」のではなく、「本当に必要か」というところから見直すことにしました。
北海道だから必要だと思っていたリビングドア

北海道の冬の寒さは厳しいです。
玄関とリビングが近い間取りでは、玄関から入る冷気をどう防ぐかは気になるポイントです。
1軒目ではリビングドアを閉めていても、玄関ドアを開けると冷気を感じていました。
玄関とリビングが近く、ソファもドアの近くにあったため、玄関を開けた時の冷たい空気が壁を伝って足元まで流れてきたからです。
2軒目では、玄関とリビングの間に距離を取り、リビングも少し奥まった配置にしました。
さらに全室床暖房を採用したことで、部屋ごとの温度差も少なくなりました。
その結果、リビングドアがなくても以前ほど寒さを感じなくなり、快適さはドアだけで決まるものではないと感じています。
2軒目では「閉める仕組み」ではなく「開けたまま暮らせる環境」にした

2軒目では、わが家の暮らし方に合わせて、リビングドアをなくしました。
もちろん、リビングドアをなくすことには迷いもありました。
でも1軒目を振り返ると、実際には閉めている時間より、開けたまま過ごしている時間の方が長かったのです。
それなら、家族に閉めることを求めるより、最初から開けたままでも快適に暮らせる家にした方が、わが家には合っていると思いました。
まとめ|必要だったのは「閉めるためのドア」ではなかった
1軒目では、玄関とリビングを区切るため、そして寒さ対策のためにリビングドアを設置しました。
実際、ドアは必要な役割を果たしてくれていました。
でも7年間暮らしたことで、わが家に必要だったのは「閉める仕組み」ではないと気づきました。
2軒目では、
・玄関からの見え方
・家全体の温度環境
・家族の動き
を考え、ドアで解決するのではなく、家族の暮らし方に合わせた間取りを選びました。
「付けるのが普通」ではなく、「わが家は毎日どう暮らすだろう?」という視点で考えてみると、本当に必要なものが見えてくるかもしれません。
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